REPORT:羊のまきもの展 / yu-yarn 保倉友子 ...2015/12/10...
2015年秋のコーツトは、「コーツト6周年!のSHINBUN」から始まり、「世之介日記」「羊のまきもの展」「亀の子束子 記念展」等々。
多くの展示を開催することができました。
過去ここまで連続して展示を行う事がなかったので、日々店内の変わり様に、驚かれた方もいることと思います。
主催者の皆様、この度はコーツトカフェを使って展示をしていただき、ありがとうございました。
この場をお借りして、改めてお礼をさせていただきます。
さて、今回はその中の「羊のまきもの展 / yu-yarn 保倉友子」の展示レポートを簡単にさせて頂きます。
羊の毛を刈るところから自ら刈り、ゴミ処理をし、染色をし、糸紡ぎをし、編み上げる。
今回はその編物のオーダーができる受注会も開催されました。
シャツに、その編み上げたマフラーやカーディガン等を巻き付けて展示。
(なんと、保倉さんはシャツも自ら手がけています。)
洋服を壁面に展示する…というのは、コーツトでは初めて。
たまたま初めてコーツトにご来店したお客様からは、「洋服屋さん?」と尋ねられました。
大きな窓から覗いた店内は、なかなかに面白かったなぁと思い返します。
こちらは、ベーさんという羊の毛を使用。
毛を紡がずに、そのまま贅沢に使用してまきものにしています。
まさに、キュート!という単語がピッタリなアイテムです。
金曜夜は毎週「KNIT NIGHT(ニットナイト)」、ソファを囲んでのんびり編物をする…というイベントも。
予約も不要で、適当な時間に編物道具を持ち寄ってもらい、各々編物を。
保倉さんは編物やシャツに対しての知識(と熱意)がとっても豊富なため、相談・アドバイスもしてくれます。
そしてなんと、写真の糸車をつかって糸紡ぎ体験まで!
絵本に出てくるような、こんなに可愛い糸紡ぎの体験は、なかなか出来ないのではないでしょうか。
ニットナイトは、蓋を開けてみたら「ゆっくり編物をする……」より、糸紡ぎで楽しく過ごされる方が多かった印象です。
コーツトで編物をしている方を見かけると、(私だけかもしれませんが)その姿にとても癒されます。
やはり、リアルな物を作っている姿には魅力があり、惹かれるのでしょうか。
搬入の時に、保倉さんが持ち込んでくれたティーコゼー。(帽子じゃないですよ!)
あまりの可愛さにノックアウト!
コーツトでポットのお茶をご提供する際に、度々使用させていただきました。
受注会では、こちらのオーダーもいくつかあったようです。
「糸がフェルト化”するもの””しないもの”の2種類を使い分けて、柄に合わせてモコモコしたりしなかったりを表現しているんです。」と、1つの物を作る時のこの熱の込めよう。
いつかこのティーコゼーを、ポットと共にコーツトでも販売したいなぁ。
物販もとても豊富。
・羊の毛をそのまま使ったフワフワのブローチ
・ミニトートバック
・編物に対してのつぶやきが詰まったミニコミ
・プンさんとベーさんの毛を刈って、糸紡ぎした小さな毛糸玉
・プンさんとベーさんの毛を使って作った、羊の人形!
※プンさんとベーさんは、羊個体の愛称です。
トートバック等の布にプリントされている絵なども、実は保倉さんがご自分で布にプリントしたものを使用しています。
す、すごい。。。
こちらの小さな毛糸玉は、残り数個ですが、引き続きコーツトで販売しています。
大量生産できないアイテムなため、お早めにお買い求め下さいませ。
編物に対しての、保倉さんの知識・考えてる事・思った事・つぶやきが詰まったミニコミ。
「各席に一部づつ置いて、編物をもっと身近に…」とのことです。
イラストも沢山で見やすく、こちらもオススメ。
展示が終わってからは、受注会でオーダーいただいたアイテムをせっせと制作する期間に入るそうです。
私もオーダーしたアイテムを、楽しみに待とうと思います。
そして、まきもの展が終わると共に、いよいよ冬本番です。
written by TSUBAKI.